社長メッセージ
山陽薬品は、昨年おかげさまで創立70周年を迎えることができました。
こうして70年を刻むことができましたのは、ひとえにお得意先様、仕入先様の暖かいご支援の賜物と感謝するところでございます。
コロナ禍が始まって3年が経とうとしています。リモート会議など仕事のやり方にも大きな変化をもたらすことになりました。様々な面で考える時間を与えて貰えたようにも思います。
農業問題につきましても、補助金の使い方や農業に取り組む経営姿勢にも大きな変化が見られるようになりました。大きい補助金をもらっても自己負担や借金で逆に負担が大きくになっているところもあります。補助金は血税であって企業の儲けの対象になってはならないのにそうでない場合も多々見受けられます。基本的に生産者が将来、納税者となって遣り甲斐をもって農業に取り組むにはどうしたらいいか?考えなければなりません。
弊社は農薬の卸として昭和27年2月に創業しました。農薬は作物を病害虫から守り光合成を活発にして多くの実を実らせます。役目を終えると紫外線や土壌微生物によって分解されます。ADI試験など一生涯食べ続けても心配ない1日の許容量が動物実験で孫子の代まで安全性が確認されています。変異原性試験で発癌性のないものだけが開発試験に入ります。そして間接的に植物を守ることでCO2を吸収する活動を助けています。農薬はまさに持続可能なサスティナブルな農業生産資材と言えます。
昨年の11月6日放送のNHKスペシャル「超・進化論(1)」では、植物が虫に食われると「毒物質」を分泌し、他の植物に信号を送って虫に食われていないのに同様の物質を分泌する内容が紹介されました。作物に防御のスイッチが入らないようにすることが大切です。
農薬は虫を追っ払うことで作物の防御機能が活発になることを抑制すると考えらえます。
農薬は農業者にとって低コストで農作業からくる重労働を開放しています。農薬取締法は不良農薬を取り締まるもので農林水産省や労働厚生省や環境省の基準を満たして登録番号を取得したものだけを使いましょうという法律です。麻薬取締法と勘違いをされています。
我々山陽薬品社員は、安全な農作物を栽培するため、誇りをもって仕事に取り組んでいます。
今後ともご理解とご教示を宜しくお願い申し上げます。
「誠」誠の気持ちをもって事に当たれば相手に通じないはずはない。
通じないとすれば、まだ誠の気持ちが足りないからである。
「和」社内は和をもって貴しとなす。
「奉仕」我々は仕事を通じて社会に奉仕する。
食と環境の専門家として、
これからの時代にも
求められる企業であり続けます
- 農薬や防疫薬剤などを製造
- ユーザーへの情報提供と技術指導
- 緑化管理、無人ヘリによる航空防除、衛生害虫防除
お気軽にご相談・ご質問ください。